岩手県の「折壁」旅行の思い出
立教の学生時代に、岩手県の「折壁」というところに友人と3人で旅行したことがあります。
おそらく、一関市の「折壁」だとは思うのですが、詳しいことは覚えていません。ある年の晩秋でした。金曜日に大学に行ったら、「なあ、TOMよぉ~、今晩上野駅に集合して、「折壁」行かないか?夜行で行って、そのまま一日居て、また夜行で帰るから、あんまり、金はかからないよ」と誘われたのです。私はクリスチャンではないのですが、立教での学生時代の一時期、チャペル団体の、「日曜学校さゆり会」というところに所属して、そこで、幼稚園児から小六までの子どもたちの先生役をしていました。その「さゆり会」の仲間から誘われたのです。
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500ピース ラムサウの教会 販売元:ビバリー |
気楽な学生でしたから、快諾して、その晩は、友人たちと共に、車中の人となりました。「折壁」はとても良い天気でした。東京の「晩秋の格好」でやってきた我々は、「折壁」の寒さに震えました。
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1000ピース ドロミテの教会 RS-13-271 販売元:毛塚合紙所 |
実は、誘った友人の一人が、「どうしても会いたいおばあさんがいるんだ。急に失明してしまって、病院にいるんだけど、身寄りのない方で、クリスチャンなんだ」ということでした。
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1000ピース ヴィースの巡礼教会 販売元:エポック社 |
朝、そのおばあさんが、キリスト教の布教活動をしていたという建物に行きましたが、すっかり埃にまみれていて、青っ鼻を垂らした少年たちが、数人居るだけでした。「折壁」の市街地では、「お祭り」をやっていて、我々は人混みに混じって、お祭りを見ました。
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1000ピース 教会で花婿を驚かせたのは!? 販売元:ビバリー |
それから、タクシーで、「山の上の病院」に行きました。紅葉は今を盛りと素晴らしい「錦秋」でした。病院に着くと、綺麗な建物で、病院のロビーは大きなガラスで、錦秋の風景は見事でした。
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1000ピース 錦秋の談山神社 10-618S 販売元:エポック社 |
その「おばあさん」と病室でお会いしました。我々が東京から来たことを告げると、「これも神様の御業(みわざ)です」と、涙を流されて喜んでいました。そして、「私の目が見えなくなったのも、何か神様がお考えになっているからなのでしょう。辛いですが、そのお考えにしたがいます」ともおっしゃいました。
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1000ピース 秋のおとずれ 販売元:テンヨー |
いよいよお別れの時です。目が見えない「おばあさん」は、いつまでも廊下で私たちに手を振り続けています。「おばあさん、もういいですよ!」そう我々が言ってふと見ると、ロビーの窓から見える燃えるように紅葉した木々に、真っ白く吹雪が吹き付けています。それはもう、美しいものでした。この世のものとも思えない程の美しさでした。
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1000ピース 秋の彩り 販売元:やのまん |
あれから20年近く経つことになるのでしょうか。時々、「折壁」のあの光景を思い出します。そして、私を誘った友人とのつきあいもなくなり、同行したのは私と、以前このブログで書いた「B君」だったのですが、「B君」からの連絡もないままです。なんだか、すべてが夢の中の出来事のようです。
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1000ピース 山里の秋 販売元:ビバリー |
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コメント
「私の目が見えなくなったのも、何か神様がお考えになっているからなのでしょう。辛いですが、そのお考えにしたがいます」とは、なんと素晴しい信仰なのでしょう。感動しました。クリスチャンのお仲間さんも、素敵な方々ですね。そういう方々と、また交流できるといいですね。
「燃えるような紅葉の木々に吹雪」とは、何とも幻想的ですね。こうしてTOMさんが折壁のことを思い出されたことも、きっと神様からのメッセージなんだと思います。
しろねこは、先日、盛岡のカトリック教会での森司一弘司教様のご講演から、「優しい人」として生きることがクリスチャンとしての最高の生き方だと学びました。聖書を熟読する、祈りと掟を守る生活をする、清く生きる、清貧に生きる、悟りを得る、となるとハードルが高い感じがしますし、かなり無理をしなくてはならないので嫌気がします。でも、「優しい人」となると、誰でも、その日からすぐ実践できることです。しろねこは、何度か苦しい境地を体験しましたが、そんな時にかけられた「優しい言葉」にどれほど励まされた事でしょう。心に染み入るんですね。それゆえ、今度は、自分が「優しい言葉」をかけられる人になりたいと願うようになりました。ブログに復活しなたら、多くの人が「優しさ」に触れ合えるサイトにしたいと考えています。もちろん、優しさだけでは厳しい現実を生きてはいけませんが、優しさを見失わないように、いつも心掛けていたいものです。
しろねこは、中学の教員免許を持っていますが、TOMさんの記事を読んで失う事がわかりました。かなり苦労して得たものなのでショックがないとはいえませんが… まあ、別の免許を取得しているので、教師には縁がなかったと諦めがつきました。
TOMさんのことをいつも心配しております。痛みが少しでも和らぎますように(祈)
投稿: 盛岡のしろねこ | 2006年7月16日 (日) 11時22分
TOMさんの「折壁」のお話いい話ですね。なかなか自分の置かれている状況を受け入れられず日々悩みながら生きている私にはむずかしいことです。何か起きるたびに自分を責めて、神様なんているんだろうかなんて思ったり・・・・・。「幸も不幸も升一杯づつ神様が下さっている」って誰か言ってたけどなんか私にはそう思えなかったり・・・・。
でも世の中不足と思えばみな不足、感謝と思えばみな感謝だとなんかの文章の中で見つけて、そうだなあと思いました。感謝、感謝と思えば自然と優しくもなれますよね。がんばります。
投稿: のぐぶん | 2006年7月16日 (日) 13時35分
「盛岡のしろねこ」さん、「のぐぶん」さん、こんにちは。
コメントありがとうございます。この「折壁」の思い出は、なかなか強烈な思い出なのでしょうに、詳しいことが思い出せなくなってしまっています。
やはり、現在の水沢市の「折壁」なのでしょうか?この「おばあちゃん」は、クリスチャンの方々の中では、有名な方なのでしょうか?
投稿: TOM | 2006年7月16日 (日) 13時40分
TOMさん、TB有難うございます。
ココログとも、しばらくご無沙汰していました。
私もクリスチャンではないけれど、「神様のお考え」と言われたその老婦人に、学ばなくっちゃと思う一人です。
素敵なエピソードを分かち合ってくださって、有難うございました!
投稿: mamma | 2006年7月16日 (日) 23時18分
TOMさん,TB有難うございます。超初心者で何も分からず、TBやコメントのやり方も???です。自分の書き込みもママ成らない状態なので、いろいろご指導いただけるとありがたいです。勿論自分でも一生懸命勉強していますが。よろしくお願いします。
投稿: 青いさくらんぼ | 2006年7月17日 (月) 00時28分
「mamma 」さん、おはようございます。
いつもココロ癒されるテンプレートのブログ、拝見しております。
最近、よく思い出す思い出ですね~~。
投稿: TOM | 2006年7月17日 (月) 06時08分
「青いさくらんぼ」さん、はじめまして。
以前、このブログでも書いたのですが、我が家は、現在2匹目の犬(チワワ)を飼っています。
1匹目の犬(キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル)じゃ、冬の朝、突然旅立ちました。しばらく前から、体調が思わしくなかったようなので、獣医さんにも診ていただいていたのですが、「特にどこも悪くないですよ」といわれていたのです。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: TOM | 2006年7月17日 (月) 06時12分
ごめんなさい、自分のブログの書き込みで頭の中いっぱいで、、、何とも時間ばかり過ぎて、ワンちゃんは何も言ってくれないので赤ちゃんみたいなものです、獣医さんも大変なんでしょうね。
余裕が出来たら???ゆっくりと遊びに来ます、宜しくおねがいします。
投稿: 青いさくらんぼ | 2006年7月17日 (月) 16時51分
「青いさくらんぼ」さん、ご丁寧にありがとうございます。
私も遊びに行かせていただきますね。
投稿: TOM | 2006年7月17日 (月) 18時11分
TBありがとうございます。承認制にしているために返事が遅くなってしまいました。すいません。
県内には「折壁」という地名は多数あります。でも「折壁駅」を利用した場合は旧室根村(新一関市)で間違いないと思います。駅からは小学校が見えますよ。駅からは多少歩きますが教会もあります。そして晩秋には旧暦の閏年にのみ開催されるお祭りがあります。これも間違いありません。ただ山の上の病院は…。10年前に新築された県立病院はかなり坂道を上っていくのですが、時代的にあいますでしょうか?
投稿: 田舎娘 | 2006年7月19日 (水) 18時44分
「田舎娘」さん、こんばんは。TB,ご承認、光栄です。
「山の上の病院」にいったのは、80年代後半~90年代前半にかけてですから、ちょっと、ずれるかもしれませんね。
今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: TOM | 2006年7月19日 (水) 20時05分
トラック・バックありがとうございます。
ことしも東北の夏祭がはじまりますね。
早池峰山のハヤチネウスユキソウ、ナンブイヌナズナとのであいからもう30年たちました。
時間の経過を感じさせない新鮮な記憶が今も残ります。夏の東北はすばらしい。
投稿: 一人閑 | 2006年7月21日 (金) 21時29分
「一人閑」さん、おはようございます。
コメントありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
投稿: TOM | 2006年7月22日 (土) 05時50分
岩手のおばあさんのこと
岩手のおばあさんは小学校の教師で高橋登美子先生です。同時に敬虔なクリスチャンで、日曜学校も開いていました。もう50年以上も前のことですが、クリスチャンではないのですが私も通いました。
子供も、地域の人からも慕われていました。
あんな田舎なのに外人の神父さんがくる時もありました。
独身で教会のそばににひとりで住んでおられました。当時は立派な教会でした。
夏休みになると立教大の学生さんが教会に数人こられて、子供たちに勉強を教えたり、歌を教えたり、ゲームをしたり、毎年楽しみでした。先生は当然そのことも知っておられ神様のお導きとおしゃったと思います。
私も遠く離れてしまい、当時の思い出も、TOMさんの幻想的体験も賢治の世界を彷彿させます。
教会を継ぐ人もなく、晩年寂しくもあったかもしれませんが、先生はきっと満足だった思います。TOMさんに感動をもらい、TOMさんにも感動も与えたのですから。
投稿: iwate | 2010年1月 4日 (月) 18時56分
iwateさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
懐かしい記事にコメントをいただき、光栄です。
iwateさんの記事、何度も拝読しました。
いろいろと学生時代のことを、改めて思い出しました。
ありがとうございました。
投稿: TOM | 2010年1月 4日 (月) 21時18分